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映画制作スタジオbtfがシーンのメイキングや舞台裏を大公開

映画制作スタジオbtfがシーンのメイキングや舞台裏を大公開

手作りのミニチュアモデルから作られた独特なビジュアルが魅力的なインディーゲーム、Trüberbrook (トルバーブルック)

全て人の手で制作されたミニチュアモデルを撮影&編集することで、非デジタルな風景やエフェクト、照明を演出するトルバーブルックは、普通のゲームとは異なるビジュアルを求めるファンやプレイヤーが満足できる作品となっています。Trüberbrook (トルバーブルック) の最も特徴的な要素はその独特なビジュアルスタイルと言っても過言ではありません。このゲームは、1940年代後半~1960年代に第二次世界大戦後、荒廃したドイツで人気を誇ったHeimatfilm(郷土映画)からインスパイアを受けています。

ゲームに登場する風景は、btfの舞台デザイナーたちによって手間隙をかけて全て手作業で制作されました。照明を実際に使用することで、1日の様々な時間帯や気象条件を再現しています。デザイナーは、模型の装飾を変えることであらゆる季節を再現することもできます(例えば、粉雪を町に降らし、冬を再現します)。 
 
縮尺モデルを組み立て、様々な照明を用いて異なるシナリオを撮影した後、開発者らがそれらをデジタル化します。風景は写真測量法と呼ばれる方法でデジタル化され、キャラクターやビジュアル効果と調和します。こうすることで、デザイナーは制作された実在する模型をTrüberbrook (トルバーブルック)の仮想世界に移すことができます。撮影されたミニチュアモデルのバリエーションは全て、デジタルモデルに再投影されます。これには4つのステップが含まれます。写真測量法を使ってミニチュアモデルをスキャン、リアルタイムエンジンの準備、照明を当てた写真をメッシュに再投影(マットペイント業務としてよく行われます)、そして最後にそれらをUnityに取り込みます。これは、元の画像にキャラクターが可能な限り合うよう再作成するための照明であり、キャラクターが照明の変化に動的に対応しながら自由に移動できるようにします。

ディレクター兼ゲームデザイナーのFlorian KöhneとテクニカルアーティストのHans Böhmeは、学生時代にプロジェクト制作を行って以来、小さな世界を構築することに傾倒しており、ミニチュアスケールモデルやストップモーションアニメーションが彼らの作品の大きな特徴となっています。彼らが最初に手掛けた短編映画「Armadingen」(2011)は一部が鉄道模型から撮影されており、また、Florian Köhne氏の卒業制作映画である「Concerning Dinosaurs」(2012)は、先史時代の模型がストップモーション技法でアニメーション化されています。
 
アドベンチャーゲームを愛するファンとして、ゲームを作り出すためにこうした技法を用いることは相応しい選択であると言えます。ミニチュアスケールモデルを使うからこそ独特で魔法のようなトルバーブルックの世界を作り出すことができると彼らは信じています。トルバーブルックの模型製作作業に初めて取り組んでいた時、彼らは模型をデジタル化するために3Dスキャンや写真測量法などを利用して、様々な異なるアプローチを試していました。こうして試されたアプローチのいくつかは、独自の小さなプロジェクトとしても成功を収めており、SizarrのBaggage Man(2015)のミュージックビデオなどでも使われています。

ゲーム制作の全プロセスにおいて写真測量法を用いることは、従来のゲーム制作方法と比べると、時間やコストもかかりマイナスな面も存在します。しかし、この方法を用いることでTrüberbrook(トルバーブルック)に他にはない特別な風景やスタイルが確立されているとクリエイターたちは信じています。

旅程(商品情報)を以下にまとめたのでご確認ください:
 
• タイトル名: Trüberbrook(トルバーブルック)
• 発売元:Beep Japan
• 開発会社:btf、Headup Games
•  プラットフォーム:Nintendo Switch、PlayStation 4  
• ジャンル:ポイント・アンド・クリック、アドベンチャー
• CERO:B
• プレイ人数:1
• 言語:日本語・英語
• 価格:3,636円(税抜)(パッケージ版)
パッケージ版は本日より予約開始です。
 
メディアリソース:
ゲームをレビュー用に申請する場合は、次のメールアドレスまでご連絡ください:t.kobayashi@beep-company.com

btfについて
 
2008年に設立されたbtfは、高いエンターテイメント性および市場において優れたビジュアルを備えたコンテンツを要求する制作会社として地位を確立してきました。企業理念は、ビジュアルで技術的かつ高品質なメディアコンテンツの制作を、構想から完成まで行うことです。革新的な力を持つbtfは、独立系制作会社として制作現場やそこで働く約100人もの素晴らしい人々によって成り立っています。ウェブサイト:https://btf.de
 
Headup Gamesについて
 
Headup Gamesは、独立系ゲーム分野で最高のコンテンツを世界中のプレイヤーに提供するためにハイブリッドゲームのパブリッシングおよび開発を行う会社です。2009年に設立され、家庭用ゲーム機、モバイル機器、PCなど全ての主要プラットフォームで活躍しており、2012年、2013年、2017年にドイツデベロッパーアワードの「ベストパブリッシャー」を受賞しました。Headup Gamesは、モバイルにおいては7000万人を超えるユーザー、さらにPCや家庭用ゲーム機においては数百万人のプレイヤーにサービスを提供しているため、Headup Gamesの開発者たちは常に課題を認識し商業的成功を目指しています。ウェブサイト:https://www.headupgames.com
 
BEEP Japan Inc.について
 
BEEP Japan Inc.は、BEEP Company Inc. の子会社であり、エージェントコンサルティングやサービスを提供する会社で、他のゲーム開発会社やパブリッシング会社が、日本や中国、北アメリカ、西ヨーロッパで市場を拡大できるようサポートしています。弊社はゲーム業界の経験者たちによって2016年に設立されました。BEEP Japan Inc.は、ゲーム発売をスムーズに行うためのローカライズや品質保証、リリース管理、マーケティング、その他のパブリッシャーサポート業務、ゲーム制作およびプロジェクト管理などのサービスをゲーム会社に提供しています。お問い合わせはこちらから:service@beep-company.com